前藪原森林整備組合長の唐澤達夫さんをお迎えして
ゲストティーチャー講演会を行いました。
唐澤さんには、「なぜ、木祖村はカラマツ林が多いのか?」
というテーマでお話いただきました。
木曽と言えば、ヒノキ、スギ、サワラ、ネズコ、アスナロの
五木で有名ですが、木祖村で一番多いのはカラマツです。
そこには、日本の歴史が関係していました。
戦前は、旧樺太(現サハリン)から、たくさんのカラマツ材が入って
きたそうです。ところが、前後は入ってこなくなりました。
当時は燃料としての木材が必要だったため、国策として標高850m
以上の場所には、成長が早いカラマツを植えることになったそうです。
そのことを復興造林と言うそうです。
何気なく見ていたカラマツ林にそのような背景があったことを教えて
いただき、生徒も職員も大変勉強になりました。
ありがとうございました。